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細径
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ほそみち
ふりがな文庫
“
細径
(
ほそみち
)” の例文
旧字:
細徑
一径
(
いっけい
)
互
(
たがい
)
に
紆直
(
うちょく
)
し、
茅棘
(
ぼうきょく
)
亦
(
また
)
已
(
すで
)
に
繁
(
しげ
)
し、という句がありまするから、曲がりくねった
細径
(
ほそみち
)
の
茅
(
かや
)
や
棘
(
いばら
)
を分けて、むぐり込むのです。
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
白根山へは
葭
(
よし
)
ヶ平の一軒茶屋の手前から左に
細径
(
ほそみち
)
を辿って、最高点の地蔵岳でも下駄履きで草津から楽に日帰りが出来る。
望岳都東京
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
海道を東のほうへはいり、むかし鎌倉道だったと伝えられる草がくれの
細径
(
ほそみち
)
を
辿
(
たど
)
ってゆくと、
牛田村
(
うしだむら
)
という処の松原はずれに
苔
(
こけ
)
むした
標
(
しる
)
しの石が立っていた。
日本婦道記:墨丸
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
と声をなだれあわせて、思いおもいな草の
細径
(
ほそみち
)
へ
蜘蛛
(
くも
)
の子のちるように逃げくずれた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
東禅寺寺内より高輪の町に出でんとする
細径
(
ほそみち
)
に覆ひかゝれる一老松あり。
鬼心非鬼心:(実聞)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
▼ もっと見る
引き返して五丈石の下から北に続く
細径
(
ほそみち
)
を辿って見たが、これもいつか心細いものとなって、一つの崩れを横切ると灌木の叢中に見失ってしまった。
思い出す儘に
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
径
常用漢字
小4
部首:⼻
8画
“細径”で始まる語句
細径伝