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はうちく
ふりがな文庫
“はうちく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
放逐
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
放逐
(逆引き)
彼
(
あ
)
の時にも君に
放逐
(
はうちく
)
する様に注意したのだが、自分のことで
彼此
(
かれこれ
)
云ふのは、世間の同情を失ふ
恐
(
おそれ
)
があるからと君が言ふので、其れも一理あると
私
(
わし
)
も辛棒したのだ、今度は、君
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
僕
(
ぼく
)
は一
念
(
ねん
)
こゝに
及
(
およ
)
べば
世
(
よ
)
の
倫理學者
(
りんりがくしや
)
、
健全先生
(
けんぜんせんせい
)
、
批評家
(
ひゝやうか
)
、なんといふ
動物
(
どうぶつ
)
を
地球外
(
ちきうぐわい
)
に
放逐
(
はうちく
)
したくなる、
西印度
(
にしいんど
)
の
猛烈
(
まうれつ
)
なる
火山
(
くわざん
)
よ、
何故
(
なにゆゑ
)
に
爾
(
なんぢ
)
の
熱火
(
ねつくわ
)
を
此種
(
このしゆ
)
の
動物
(
どうぶつ
)
の
頭上
(
づじやう
)
には
注
(
そゝ
)
がざりしぞ!
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
無論
(
むろん
)
放逐
(
はうちく
)
することなどは
爲
(
な
)
し
得
(
え
)
ぬので。
人
(
ひと
)
が
彼
(
かれ
)
を
欺
(
あざむ
)
いたり、
或
(
あるひ
)
は
諂
(
へつら
)
つたり、
或
(
あるひ
)
は
不正
(
ふせい
)
の
勘定書
(
かんぢやうがき
)
に
署名
(
しよめい
)
をする
事
(
こと
)
を
願
(
ねが
)
ひでもされると、
彼
(
かれ
)
は
蝦
(
えび
)
のやうに
眞赤
(
まつか
)
になつて
只管
(
ひたすら
)
に
自分
(
じぶん
)
の
惡
(
わる
)
いことを
感
(
かん
)
じはする。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
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