“ほうちく”の漢字の書き方と例文
語句割合
放逐100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
教官怒つて彼を放逐ほうちくしたれども、スピノザは遂にスピノザなりき。ユーゴーがナポレオン三世のために追放せられたるも同じ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そして、安次を最も残忍な方法で放逐ほうちくして了ったならば、彼は秋三の嘲笑を一瞬にして見返すことが出来るように思われた。
南北 (新字新仮名) / 横光利一(著)
「さようさ」と老師は打ち案じたが、「悔悟かいご致して善道につくと、もし誓言致すようなれば放逐ほうちくなされてもよろしかろう」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)