“ねんご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
96.6%
年後1.7%
0.9%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親族、朋友等もまた涙ながらに花嫁の前にひざまずき、その手をとってねんごろに同じような事を戒めるがごとく勧めるがごとくにいうのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
そらこが狼火のろし……そして最後さいご武運ぶうんいよいよきてのあの落城らくじょう……四百年後ねんご今日こんにちおもしてみるだけでも滅入めいるようにかんじます。
遺骸むくろを奉じて埠頭ふとうを去る三マイルなるパセパンシャンの丘巓きゅうてんに仮の野辺送りをし、日本の在留僧釈梅仙を請じてねんごろに読経供養し
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
能く心して生活なりわいの道を治めよ、とねんごろに説き示しければ、弟はこれを口惜くちおしく思ひてそののち生活の道に心を用ひ、ようやく富をいたしけるが
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)