“とんすう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
噸數50.0%
噸数50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論もちろん外形ぐわいけいあらはれてもなにいぶかしいてんはないが、すこしくわたくし異樣ゐやうおぼえたのは、さう噸數とんすう一千とんくらゐにしてはその構造かうざうあまりに堅固けんごらしいのと
噸數とんすう一千とんくらゐ二本にほん烟筒えんとつ二本にほんマストその下甲板げかんぱんには大砲たいほう小銃等せうじうとうめるにやあらん。いぶかしきまで船脚ふなあしふかしづんでえたそのふねが、いま闇黒あんこくなる波浪なみうへ朦朧ぼんやりみとめられたのである。
この弦月丸げんげつまるといふのは、伊太利イタリー東方滊船會社とうはうきせんくわいしや持船もちふねで、噸數とんすう六千四百。
陸軍では勝算があるが、海軍では噸数とんすうがロシアのほうがまさっていて、それに戦闘艦せんとうかんが多いなどと郁治は話した。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)