“とびた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飛立46.2%
飛田38.5%
躍立7.7%
鳶田7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
可愛かはゆつまあねことなれば、やさしきゆるしのねがはずしてるに、飛立とびたつほどうれしいを此方こなたわざいろにもせす、ではきませうかと不勝々々ふしよう/″\箪笥たんすかくれば
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それを話してくれたのは、横浜の水上署の警官で飛田とびたという人だった。その話というのは、こんな風であった。
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)
『それにけても、にくきは海賊船かいぞくせん振舞ふるまひ、かゝる惡逆無道あくぎやくむだうふねは、早晩はやかれおそかれ木葉微塵こつぱみぢんにしてれん。』と、明眸めいぼう凛乎りんこたるひかりはなつと、日出雄少年ひでをせうねんは、プイと躍立とびたつて。
しかるに九月十八日に鳶田とびたで刑の執行があつた時、生きてゐたのは竹上一にんである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)