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飛田
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とびた
ふりがな文庫
“
飛田
(
とびた
)” の例文
林歌子や矢島
楫子
(
かぢこ
)
などのお婆さんが
棒頭
(
ぼうがしら
)
になつて、二百余名の婦人達が
飛田
(
とびた
)
遊廓の取消請願をその筋に持出したのは近頃結構な事だ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それを話してくれたのは、横浜の水上署の警官で
飛田
(
とびた
)
という人だった。その話というのは、こんな風であった。
人造人間エフ氏
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
適当な売り店がないかと探すと、近くの
飛田
(
とびた
)
大門前通りに小さな関東煮の店が売りに出ていた。
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
底野
(
そこの
)
、
飛田
(
とびた
)
の両人が共同で借りてゐる郊外の小住宅。座敷と茶の間の外に玄関。
運を主義にまかす男
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
飛田
(
とびた
)
遊廓の漏洩問題については主務省と府の当事者と
互
(
たがひ
)
に責任の
塗
(
なす
)
りつこをして、自分ばかりが良い
児
(
こ
)
にならうとしてゐる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
飛田
(
とびた
)
大門前通りの路地裏にあるそこの二階を借りることになった。
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
自動車が
飛田
(
とびた
)
の
附近
(
あたり
)
へ来ると、
汚
(
むさ
)
い
豚小舎
(
ぶたごや
)
のやうな
家
(
うち
)
から、一人の若者が転がり出して、車の前に大の字なりになつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
飛田
(
とびた
)
遊廓反対者が一木内相を訪問すると、内相はブリキ製の
玩具
(
おもちや
)
人形のやうな謹厳な顔をして
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
“飛田”で始まる語句
飛田林覚兵衛