“とちのかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
土地祇33.3%
土地神33.3%
地祇神33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卑怯ひけうなるかな土地祇とちのかみ、……まこと雪枝ゆきえ製作せいさく美人びじんもとめば、れいあつくしてきたはずや。もし代価だいかくるしむとならば、たまさゝげよ、あたはずんば鉱石くわうせきさゝげよ、あたはずんばいはほいてきたさゝげよ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ほかは、幅も底も測知はかりしられぬ、山の中を、時々すっと火の筋がひらめいて通る……角に松明たいまつくくった牛かと思う、稲妻ではない、甲虫かぶとむしが月を浴びて飛ぶのか、土地神とちのかみ蝋燭ろうそくけて歩行あるくらしい。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おゝ! 君達きみたちにもほゞ想像さうざう出来できるか、おうらさらはれた、天狗てんぐつかんだ、……おそらくうだらう。……が、わたしこれ地祇神とちのかみ所業しよげふおもふ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)