“つきもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
憑物46.7%
附物30.0%
付物3.3%
屬物3.3%
情夫3.3%
3.3%
憑魔3.3%
搗物3.3%
附属物3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶店の婆さんはこの邸に憑物つきものの——ええ、ただ聞きましたばかりでも、成程、浮ばれそうもない、わかい仏たちの回向えこうも頼む。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「よく、さう大變の憑物つきものが落ちないんだね。三日に一度くらゐづつは、そいつにおびやかされるぜ」
蕪村が宵つ張なのに何の不思議もない筈だ、彼は画家ゑかきであると共に、夜更よふかしが附物つきものの俳諧師でもある。
ちやうどジヨセフ・チエムバレンに一眼鏡モノクル附物つきものになつてゐるのと同じやうに。
土手にはその時分から既に「昇ルベカラズ」の立札たてふだ付物つきものになっていたが構わず登れば堀を隔てて遠く町が見える。
雲霧は山につきものであり、塵埃は都の屬物つきものであるが、萬丈の塵は景氣が好い代りに少し息苦しい。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
渠は親もあらず、同胞はらからもあらず、情夫つきものとてもあらざれば、一切いっさいの収入はことごとくこれをわが身ひとつに費やすべく、加うるに、豁達豪放かったつごうほうの気は
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
火難、盗難、待ち人、失せ物、お手の筋から人相家相、嫁取り婿取り養子の口、昨夜の夢見がどうだとか明日の天気はこうだとか、ないしは狐狸のつきものから天狗様のたたりまで
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「あたら、頭べに霜をいただきながら、これしきのことを御存じないとは驚ろいた——妖女ウェーヂマを焼くには普通ただの火では駄目だつてことをさ! 憑魔つきものを焼くには是非とも、煙管きせるの火を使はにやあなりませんやね、ちよつくらお待ちなせえ、万事はこのわつしが引受けましたよ!」
それは、私の妻が搗物つきものをしていると
アイヌ神謡集 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
「然しビフテキに馬鈴薯いも附属物つきものだよ」と頬髭ほおひげの紳士が得意らしく言った。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「そうですとも! 理想はすなわち実際の附属物つきものなんだ! 馬鈴薯いもまるきり無いと困る、しかし馬鈴薯ばかりじゃア全く閉口する!」
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)