“ぢうたい”の漢字の書き方と例文
語句割合
重態100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『あなたはいま重態ぢうたいなんですから、おをおちつけて、しづかにしてゐなければいけませんのよ、此處ここ? 此處ここですか……』
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
あき野分のわけしば/\して、ねむられぬながの、あささむく——インキのかほりの、じつと新聞しんぶんに——名門めいもんのおぢやうさん、洋画家やうぐわか夫人ふじんなれば——衣絵きぬゑさんの(もうとき帰京ききやうしてた)重態ぢうたい
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぶん入院料にふゐんれう前金まへきんをさめろですつて、今日けふ明日あすにもれない重態ぢうたい病人びやうにんだのに——ほんとに、キリストさま病院びやうゐんだなんて、何處どこまち病院びやうゐんちがところがあるんだ。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)