“ちやうめん”の漢字の書き方と例文
語句割合
帳面100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男と女と二人で書いてるが、うまい字だな。男のは帳面ちやうめん馴れがして居るし、女の方は大師流を
其時分そのじぶんは人間が大様おほやうだから、かねあづける通帳かよひちやうをこしらへて、一々いち/\けては置いたが、その帳面ちやうめん多助たすけはうあづけたまゝくにかへつたのを、番頭ばんとうがちよろまかしてしまつたから、なに証拠しようこはない。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
わざと遠慮ゑんりよして勝手口かつてぐちまはると、摺硝子すりがらすあかるいうつつて、なかはざわ/\してゐた。あががまち帳面ちやうめんつてこしけた掛取かけとりらしい小僧こぞうが、つて宗助そうすけ挨拶あいさつをした。ちやには主人しゆじん細君さいくんもゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)