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ちうざん
處が
中山の
大人物は、
天井がガタリと
言つても、わツと
飛出すやうな、やにツこいのとは、
口惜しいが
鍛錬が
違ふ。
我聞く。——
魏の
正始の
時、
中山の
周南は、
襄邑の
長たりき。
一日戸を
出づるに、
門の
石垣の
隙間から、
大鼠がちよろりと
出て、
周南に
向つて
立つた。
此奴が
角巾、
帛衣して
居たと
言ふ。
昼餐を運ばれ、服薬を致しなどせし
後、
何程の時の
間にてもなく
候へど、意地悪き迄の深き眠りに落ちしに
候。目覚め
候ひしは前の
甲板、上の
甲板に起りし騒音の神経を叩きしにて
候。