“たけだけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猛々79.1%
猛猛7.0%
武田家4.7%
毅々4.7%
壮々2.3%
2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わした殿輩に対して、詫びをする覚悟でおるのだ。すこしは、声も尖ろう、眼いろも猛々たけだけしゅうなるは、むしろ兄の愛情というものだ
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
猛猛たけだけし、ひと柱
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
こゝに信州しんしう六文錢ろくもんせん世々よゝ英勇えいゆういへなることひとところなり。はじめ武田家たけだけ旗下きかとして武名ぶめい遠近ゑんきんとゞろきしが、勝頼かつより滅亡めつばうのちとし徳川氏とくがはし歸順きじゆんしつ。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
武蔵のみにも、それを感じて刎ね返している毅々たけだけしい争気があった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自身の永く苦しかったその時代をさながら忘却失念したような壮々たけだけしい言をはいていられる。
ゆき子は怒りでくちもきけなかつた。伊庭のたけだけ々しい態度に吐き気が来た。なる事ならば、このまゝ消えてしまひたい気持ちだつた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)