“すうとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スウトウ
語句割合
数等80.0%
數頭20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、両大師前りょうだいしまえにある木などは曇天をかせた枝々に赤いつぼみつづっている。こういう公園を散歩するのは三重子とどこかへ出かけるよりも数等すうとう幸福といわなければならぬ。……
早春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
だちょうの大食は少年にまさること数等すうとうである、かれのために少年たちは、毎日その食料たる木の根や、生草なまくさを、雪深くほらねばならなかった。これには一同へいこうしてサービスにいった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
それはこの深山しんざんんで白頭猿はくとうえんばるゝ、きわめて狡猾こうくわつさる一種いつしゆで、一群いちぐんおよそ三十ぴきばかりが、數頭すうとう巨大きよだいぞうまたがつて、丁度ちやうどアラビヤの大沙漠だいさばく旅行りよかうする隊商たいしやうのやうに
をりからはるかのおきあたつて、小山こやまごと數頭すうとう鯨群くじらのむれは、うしほいておよいでた。
待設まちまうけたる獅子しゝ數頭すうとうは、電光石火でんくわうせきくわごとそのうへ飛掛とびかゝつた。