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数等
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すうとう
ふりがな文庫
“
数等
(
すうとう
)” の例文
隣の老人の家柄は、今移転して行かうとして居る家族よりは、
数等
(
すうとう
)
すぐれた家柄であつた。昔ならば
槍
(
やり
)
以上と以下とでは、殆ど交際が出来ぬほど階級が違つて居た。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
僕はね、奥さん、あの雑貨店の奥の三畳間を借りる前にはね、大学の病院の廊下に寝泊りしていたものですよ。医者のほうが患者よりも、
数等
(
すうとう
)
みじめな生活をしている。
饗応夫人
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
が、
両大師前
(
りょうだいしまえ
)
にある木などは曇天を
透
(
す
)
かせた枝々に赤い
蕾
(
つぼみ
)
を
綴
(
つづ
)
っている。こういう公園を散歩するのは三重子とどこかへ出かけるよりも
数等
(
すうとう
)
幸福といわなければならぬ。……
早春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
だちょうの大食は少年にまさること
数等
(
すうとう
)
である、かれのために少年たちは、毎日その食料たる木の根や、
生草
(
なまくさ
)
を、雪深くほらねばならなかった。これには一同へいこうしてサービスにいった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“数”で始まる語句
数
数多
数珠
数寄
数奇
数々
数寄屋橋
数寄屋
数寄者
数年