“しんぱん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
審判50.0%
新版20.0%
親藩10.0%
侵犯10.0%
新板10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どっちもかずにあらそっていたが、審判しんぱん公平こうへいと、他藩たはん輿論よろんには勝てない。で、とうとう石見守いわみのかみを折った。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
押鎭おししづめ誰かと思へば大家おほやさん大層たいそう御機嫌で御座りますねヘイヤ澤山たんともやらねど今其所そこ一寸ちよつと一杯やつたばかりさ夫はさうとお光さん今日新版しんぱんの本が出來できて未だ封切ふうきりもしないのが澤山あるが日がくれたらせめだけも見にお出そして今夜は母親おふくろは大師河原の親類へ泊りがけにと行て留守うちには吾儕わたし一人限ひとりぎりゆゑ必ずお出の色目づかひお光はうらみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
親藩しんぱんの、しかも副将軍たるひとを、ざんするなど、むずかしいとも思えるが、直接、声をひそめるには及ばないのである。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
親藩しんぱんの家老とはいえ、格からいうと陪臣ばいしんである。吉保とは、身分の差がありすぎた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なおさらのこと、織田、徳川など、隙さえあれば、領界から侵犯しんぱんして来る。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
服装は上をつめて下を孔雀くじゃくのようにひろげた、このごろ新板しんぱんの錦絵に見るそのままのいでたちで、澄まし返って「殿様、お待たせ申しました」がよく出来た! こいつが! と主膳は躍起となったが
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)