“さしおき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
差置50.0%
指置50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遣ひ居て下されよと出すを久八はおし返したつ辭退じたいをなしけれども千太郎は種々さま/″\に言ひなし漸々やう/\金子を差置さしおきつゝ我が家へこそは歸りけれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「麹町三丁目家主共 其方共 店内に差置さしおき候醫師村井長庵儀は身分たしかならざる者に之あり候處ぞんぜずとは申ながら永年えいねん差置候段不屆に付しかり置」
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聞かれいやとよ夫は差置さしおき外々ほか/\の御役人にては誰が利口りこう發明はつめいなるうはさにやと仰せらる其時伊勢守さん候外御役人にては町奉行越前など發明との評判に御座候やにうけたまはる旨を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
指置さしおき下女の菊と不義ふぎをなしつひ情死しんぢうとまでのさわぎなり夫故それゆゑ平常つね/″\お熊となかわる家内かないをさまらずと云ひければ又七是を聞き是は思ひもよらぬ事を仰せらるゝもの哉今宵こよひ菊が何故か刄物はもの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何歳に相成やとたづねらるゝに市郎左衞門平伏へいふくして六十五歳に相成候と申立ければ夫程それほどの老人と云殊に女の身なるに何故なにゆゑにん指置さしおきしやとあるに市郎左衞門其儀は同居仕つるやうに申候へ共私し店の儀は大勢おほぜいとまきやく入込いりこみさわしき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)