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ごじぶん
その
脊中の
模樣が
一組の
其他のものと
同じことであつて、
女王樣には
何れが、
園丁か、
兵士か、
朝臣か、
又御自分のお
子供衆のお
三方であつたかを
『あゝ
貴方も
此へ
入れられましたのですか。』と
彼は
嗄れた
聲で
片眼を
細くして
云ふた。『いや
結構、
散々人の
血を
恁うして
吸つたから、
此度は
御自分の
吸はれる
番だ、
結構々々。』
玄竹さまは、わたくしがお
火のことをおしと
言つて、ひをしと
訛るのをお
笑ひになりますが、
御自分は、しをひと
間ちがへて、
失禮をひつれい、
質屋をひち
屋と
仰しやいます。ほゝゝゝゝゝ。