“ごこうじやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御厚情66.7%
御口上33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わづらひ心のかぎり藥用はすれども更に其驗そのしるしなく次第々々に病氣のおもるのみなれば或日嘉傳次は感應院を病床びやうしやうまねき重きまくらあげさて申けるは抑々そも/\私しが當國につゑを止めしより尊院の御厚情ごこうじやうあづかりし其恩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さてうも一かたならぬ御厚情ごこうじやうあづかり、すくなからぬ御苦労ごくらうけました。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
改め新藤氏にはよくこそ御尋おたづね下されたり誠に一別以來まづもつ御健勝ごけんしようの樣子大悦に存ずるとのべければ市之丞の長八も久々の對面ゆゑに夫々へ挨拶に及び扨大橋氏思ひ出せば早十八年の其昔そのむかし貴殿きでん御厚情ごこうじやうに依て我々夫婦が一命を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
差出さしでがましうござんすが、お座興ざきようにもとぞんじて、お客樣きやくさままへながら、申上まをしあげます、とお孃樣ぢやうさま御口上ごこうじやう。——うちに、日本につぽんふ、草毟くさむしりわかひとりませう……ふとおもきました。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)