トップ
>
けすぢ
ふりがな文庫
“けすぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
毛筋
80.0%
毛条
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毛筋
(逆引き)
と
裳
(
もすそ
)
をすらりと
駒下駄
(
こまげた
)
を
踏代
(
ふみか
)
へて
向直
(
むきなほ
)
ると、
半
(
なか
)
ば
向
(
むか
)
うむきに、すつとした
襟足
(
えりあし
)
で、
毛筋
(
けすぢ
)
の
通
(
とほ
)
つた
水髮
(
みづがみ
)
の
鬢
(
びん
)
の
艶
(
つや
)
。と
拔
(
ぬ
)
けさうな
細
(
ほそ
)
い
黄金脚
(
きんあし
)
の、
淺黄
(
あさぎ
)
の
翡翠
(
ひすゐ
)
に
照映
(
てりは
)
えて
尚
(
な
)
ほ
白
(
しろ
)
い……
横顏
(
よこがほ
)
で
見返
(
みかへ
)
つた。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
薄紅
(
ときいろ
)
の
撫子
(
なでしこ
)
と、
藤紫
(
ふじむらさき
)
の
小菊
(
こぎく
)
が
微
(
かすか
)
に
彩
(
いろ
)
めく、
其
(
そ
)
の
友染
(
いうぜん
)
を
密
(
そつ
)
と
辿
(
たど
)
ると、
掻上
(
かきあ
)
げた
黒髪
(
くろかみ
)
の
毛筋
(
けすぢ
)
を
透
(
す
)
いて、ちらりと
耳朶
(
みゝたぼ
)
と、
而
(
さう
)
して
白々
(
しろ/″\
)
とある
頸脚
(
えりあし
)
が、すつと
寝
(
ね
)
て、
其
(
そ
)
の
薄化粧
(
うすげしやう
)
した、きめの
細
(
こま
)
かなのさへ
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
けすぢ(毛筋)の例文をもっと
(4作品)
見る
毛条
(逆引き)
母親は、静かにわが子の青白い頬から解けかゝった頸のあたりにふるへてる
毛条
(
けすぢ
)
を見ながら言った。併し、それは反って自分の心に向って、あまりに多い煩悩の心を押へるやうに考へられた。
青白き夢
(新字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
けすぢ(毛条)の例文をもっと
(1作品)
見る
検索の候補
けすじ