“くわんぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
患部100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次かんじ怪我人けがにんうしろかくれるやうにして自分じぶんばんになるのをちながら周邊あたりなんとなく藥臭くすりくさくておそろしいやうなかんじにとらはれた。醫者いしや一人ひとり患部くわんぶやはらかにんでやつてたが勘次かんじをちらとた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
水疱すゐはうはいつかやぶれて糜爛びらんした患部くわんぶを、あぶらるからいとはしくきたなくしてた。んだ細胞さいぼうしたからあざやかにあかはじめた肉芽にくげ外部ぐわいぶ刺戟しげきたいしてすこしの抵抗力ていかうりよくつてない細胞さいぼうあつまりである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
眞鍮しんちうへらそのくすりかみ塗抹つて患部くわんぶつてやつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)