“きりよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氣力66.7%
気力16.7%
棋力16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「みんな眠(ねむ)つちやいかん‥‥」と、時時(ときどき)我我(われわれ)の分隊長(ぶんたいちやう)の高岡軍曹(たかをかぐんそう)は無理作(むりづく)りのドラ聲(ごゑ)を張(は)り上(あ)げた。が、中根(なかね)ばかりではない、どの兵士達(へいしたち)ももうそれに耳(みみ)を假(か)すだけの氣力(きりよく)はなかつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
十二三歳より太布(ふとぬの)をおりならはす、およそ十五六より二十四五歳までの女気力(きりよく)盛(さかん)なる頃(ころ)にあらざれば上品(ひん)の縮は機工(きかう)を好(よく)せず、老(おい)に臨(のぞん)では綺面(はたづら)に光沢(つや)なくして品質(しながら)くだりて見ゆ。
是(こ)は天然(てんねん)に阴阳(いんやう)の気運(きうん)に属(しよく)する所ならんか。件(くだん)の如(ごと)く雪中に糸となし、雪中に織(お)り、雪水に洒(そゝ)ぎ、雪上に曬(さら)す。雪ありて縮(ちゞみ)あり、されば越後縮は雪と人と気力(きりよく)相半(あひなかば)して名産(めいさん)の名あり。
ものやはらかいしかし皮肉な江戸つ子で、下手(したて)には殊に熱心に指してくれた。この人も飛香落から指して、平手に進んだ。この頃は、自分として、一番棋力(きりよく)の進んだときだと思ふ。
将棋 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)