“がうたう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
強盜57.1%
豪宕28.6%
強刀14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吹雪ふゞきに、なんつてそとようと、放火つけび強盜がうたう人殺ひとごろしうたがはれはしまいかとあやぶむまでに、さんざんおもまどつたあとです。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
(前略)鹿島の神宮にまうで候へば、つい鹿島のなだよそに致し難く、すでに鹿島洋に出でて、その豪宕がうたうなる海と、太古さながらの景を見るうちに、縁あつて陸奥の松島まで遊意飛躍つかまつり候事
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
頼み置かれよまた燒酎せうちう鷄卵たまご白木綿等しろもめんとうの用意を頼むなり其入用は某しが出すべしとて後藤は路金を胴卷どうまきまゝ亭主に預けおき悉皆こと/″\く用意を申し付て強刀がうたうたいし鐵の延棒のべぼう引提ひつさげ熊谷堤を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
呼に此方の後藤は先刻せんこくより表に立て懸合かけあひの樣子を聞居きゝゐたりしが元より氣象きしやう濶達くわつたつの人故ぢり/\氣をいらち今に見よとうでさすつてまつ處に八五郎が呼込や否や油屋の見世へをどあがりたり其體そのてい赤銅造しやくどうづくりの強刀がうたう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)