“がいこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ガイコウ
語句割合
外寇35.0%
鎧甲25.0%
外交15.0%
外光10.0%
外冦5.0%
外行5.0%
鎧光5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アイヌの遊牧にまかせていたこの島は、外寇がいこうと植民の足だまりになるよう立てなおさなければならない。そういう地の利がこの場所であるというのだ。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
まだえきらないうしきずの身に鎧甲がいこうを着けて、周瑜は剛気にも馬にとびのり、自身、数百騎をひきいて陣外へ出て行った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
頃日けいじつ脱稿だっこうの三十年史は、近時きんじおよそ三十年間、我外交がいこう始末しまつにつき世間につたうるところ徃々おうおう誤謬ごびゅう多きをうれい、先生が旧幕府の時代よりみずから耳聞じぶん目撃もくげきして筆記にそんするものを
あけみも初春の外光がいこうに、美しく上気じょうきして、さも楽しそうに見えた。女中のきよが夕食の用意をして、ふたりを待っていた。
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
実は、その万葉の世頃、約四百年の間にも、国家には、外征、外冦がいこうの変、国内の乱。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当時、諭吉はきゅう中津藩なかつはんの士族にして、つと洋学ようがくに志し江戸に来て藩邸内はんていないに在りしが、軍艦の遠洋航海えんようこうかいを聞き、外行がいこうねんみずから禁ずるあたわず。
そこへ、鏘々そうそうたる鎧光がいこうをあつめた一隊の駿馬は早、近づいて来た。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)