トップ
>
外寇
>
がいこう
ふりがな文庫
“
外寇
(
がいこう
)” の例文
かつて一度も
外寇
(
がいこう
)
を受けない、信玄治下の甲府城下は、思いもよらない悪病のために、
苛
(
さいな
)
まれなければならなかった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
アイヌの遊牧にまかせていたこの島は、
外寇
(
がいこう
)
と植民の足だまりになるよう立てなおさなければならない。そういう地の利がこの場所であるというのだ。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
敵国
外寇
(
がいこう
)
なければ国たちまち滅びるということは、人間の国にも猿の団体にも同様にあてはまる文句である。
動物界における善と悪
(新字新仮名)
/
丘浅次郎
(著)
しかしながら、すぐさま内乱は生じ、
外寇
(
がいこう
)
はおこり、国民統合の完成というほどまでにはならなかった。
天皇:誰が日本民族の主人であるか
(新字新仮名)
/
蜷川新
(著)
加うるに、薩州長州においては
夷船
(
えびすぶね
)
打ち払い等これあり、公辺においてもいよいよ攘夷御決定との趣にも相聞こえ、内乱
外寇
(
がいこう
)
何時
(
なんどき
)
相発し候儀も計りがたき時節に候。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
気候のために
阻礙
(
そがい
)
せらるるの
患
(
うれ
)
いなく、また海は天然の城・
砦
(
とりで
)
なるがゆえに、
外寇
(
がいこう
)
の危難おのずからまれに、したがって兵籍に編入するを要する人口の割合またおのずから少なく
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
しかるに、王政は外敵であり、圧制は外敵であり、神聖なる権利(訳者注 専制君主の所謂)は外敵である。専制が人の精神的国境を侵すのは、あたかも
外寇
(
がいこう
)
が地理上の国境を侵すと同じである。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
“外寇”の意味
《名詞》
自国の領域に外国が攻めてくること。また、その軍勢。
(出典:Wiktionary)
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
寇
漢検1級
部首:⼧
11画
“外”で始まる語句
外
外套
外面
外道
外出
外見
外国
外部
外聞
外濠