“阻礙”の読み方と例文
読み方割合
そがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この点で顕微鏡写真の発達はかえって、一時科学的な雪の結晶の研究を阻礙そがいしたとも言い得るのである。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
気候のために阻礙そがいせらるるのうれいなく、また海は天然の城・とりでなるがゆえに、外寇がいこうの危難おのずからまれに、したがって兵籍に編入するを要する人口の割合またおのずから少なく
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
されば乱世のために陸路が往々梗塞こうそくを免れなかったとしたところで、海というもののある以上、足利時代の交通がはなはだしく阻礙そがいされたと考えるのは、少しく早計ではあるまいか。