“から/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呵々83.3%
輾々8.3%
辛々8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さけんで、大音だいおん呵々から/\わらふとひとしく、そらしたゆびさきへ、法衣ころもすそあがつた、黒雲くろくもそでいて、虚空こくういなづまいてぶ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
殺せしやあまりと言へば恩知らずにつく仕方しかたなりサア尋常じんじやう白状はくじやうされよと云ひければ段右衞門輾々から/\打笑うちわらなんぢ女の分際ぶんざいとして何をしるべきや三五郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
私の家まで辛々から/\避難して来て、庭の柘榴の木の下で産気さんけづいて、産後が悪いとかで、今は病院に入つてゐた。
余震の一夜 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)