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かたじけなく
語句 | 割合 |
忝 | 60.0% |
辱 | 20.0% |
可忝 | 20.0% |
従古当路者古今一世之人物にあらざれば、
衆賢之批評に当る者あらず。
不計も
拙老先年之
行為に於て
御議論数百言御指摘、実に
慙愧に不
堪ず、御深志
忝存候。
混再拝シテ
白ス。書
並ニ詩話ヲ
辱ス。厳粛ノ候尊体福履、家ヲ挙ゲテ
慰浣セリ。
俯シテ賜フ所ノ詩話ヲ読ム。巻ヲ開イテ
咫尺ニシテ
飢涎忽チ流ル。
旧社分散シ
索居ノ嘆ナキ
能ハズ。
忽書ヲ
辱シ、大集ノ
刪定ヲ
属セラル。忙手
繙読スルニ一堂ノ上ニ相
会晤スルガ如シ。楽
殊ニ甚シ。
乃一夕ニシテ業ヲ
卒フ。
尚々、
此与右衛門儀、御国へも
可参候間、
被成御心付候て
被下候はゞ、
可忝候、以上
其後者、
以書状不申上、
背本意奉存候、拙者も今程、肥後国へ
罷下り、肥後守
念比ニ申候ニ付而、逗留仕居候