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おかめ
ふりがな文庫
“おかめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
阿亀
30.0%
多福面
20.0%
岡目
20.0%
福面女
10.0%
傍目
10.0%
岡眼
10.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿亀
(逆引き)
阿亀
(
おかめ
)
とか天ぷらとかいって注文すると、おそばでございますか、饂飩台でございますかと聞き返される場合が多い。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
おかめ(阿亀)の例文をもっと
(3作品)
見る
多福面
(逆引き)
狐
憑
(
つき
)
め忌〻しい、と駄力ばかりは近江のお兼、顔は子供の
福笑戯
(
ふくわらひ
)
に眼を付け歪めた
多福面
(
おかめ
)
の如き房州出らしき
下婢
(
おさん
)
の憤怒、拳を挙げて丁と打ち
猿臂
(
ゑんぴ
)
を伸ばして突き飛ばせば、十兵衞堪らず
汚塵
(
ほこり
)
に
塗
(
まみ
)
れ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
おかめ(多福面)の例文をもっと
(2作品)
見る
岡目
(逆引き)
左
(
と
)
に
右
(
か
)
く黒紋付の
対
(
つい
)
に
仙台平
(
せんだいひら
)
という
拵
(
こしら
)
えだったから、
岡目
(
おかめ
)
には借金に
苦
(
くるし
)
められてるとは少しも見えなかった。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
おかめ(岡目)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
福面女
(逆引き)
名の上へ、藤の花を
末濃
(
すそご
)
の紫。口上あと余白の処に、赤い
福面女
(
おかめ
)
に、黄色な
瓢箪男
(
ひょっとこ
)
、
蒼
(
あお
)
い
般若
(
はんにゃ
)
の
可恐
(
こわ
)
い面。黒の
松葺
(
まつたけ
)
、浅黄の
蛤
(
はまぐり
)
、ちょっと蝶々もあしらって、霞を薄くぼかしてある。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あたかもその時、役者の名の余白に描いた、
福面女
(
おかめ
)
、
瓢箪男
(
ひょっとこ
)
の端をばさりと
捲
(
まく
)
ると、
月代
(
さかやき
)
茶色に、
半白
(
ごましお
)
のちょん
髷仮髪
(
まげかつら
)
で、眉毛の
下
(
さが
)
った十ばかりの男の
児
(
こ
)
が、
渋団扇
(
しぶうちわ
)
の柄を
引掴
(
ひッつか
)
んで、ひょこりと登場。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おかめ(福面女)の例文をもっと
(1作品)
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傍目
(逆引き)
俗に、
傍目
(
おかめ
)
八
目
(
もく
)
というではありませんか。第三者として傍観しておれば、孔明軍師がきょうまでのあいだに、漢中の張魯にたいして、どんな手だてを打っておるかは、楽屋から舞台を
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おかめ(傍目)の例文をもっと
(1作品)
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岡眼
(逆引き)
岡眼
(
おかめ
)
をしていた閑人以上の閑人が、今ふと薬屋の路地を入って行った女の姿を認めた時は、一局の勝負がついた時であったから、こんな場合には
髷
(
まげ
)
の
刷毛先
(
はけさき
)
の曲ったのまでが問題になる。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
おかめ(岡眼)の例文をもっと
(1作品)
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