“えんだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縁台48.3%
縁臺24.1%
遠大13.8%
椽台3.4%
椽大3.4%
演題3.4%
縁代3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一つの影が縁台えんだいをはなれて、山をのぼりはじめた。それは鶴子をうた車夫であった。やがて上りついて、鶴子は下り立った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それ惣蒐そうがかりにて叩き倒せと手に/\息杖いきづえを振り上打てかゝるに半四郎も酒屋の軒下のきしたにありし縁臺えんだい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
高尚こうしょう遠大えんだいにして、通常人の及ばざるところ、たまたま及ぶことあれば、生涯しょうがいに一度か二度あって、専門的に修むる者にあらざれば、単に茶話さわかて
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
夏が来れば店先へ椽台えんだいなどを出し、涼みがてらにのんきな浮世話しなどしたもの……師匠は仕事の方はなかなかやかましかったが、気質きだては至って楽天的で、物に拘泥こうでいしない人であり、正直、素樸そぼく
しらみひねる事一万疋に及びし時酒屋さかや厮童こぞうが「キンライ」ふしを聞いて豁然くわつぜん大悟たいごし、茲に椽大えんだい椎実筆しひのみふでふるつあまね衆生しゆじやうため文学者ぶんがくしやきやう説解せつかいせんとす。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
元日ぐわんじつ神代かみよのことも思はるゝ」と守武もりたけ発句ほつくを見まして、演題えんだいを、七福神ふくじんまゐりとつけましたので御座ござります。
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼等は久しく芝生の縁代えんだいで話した。M君がし去ったのは、夜もけて十二時近かった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)