“あをすだれ”の漢字の書き方と例文
語句割合
青簾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盛(さかん)なる哉(かな)、炎暑(えんしよ)の色(いろ)。蜘蛛(くも)の圍(ゐ)の幻(まぼろし)は、却(かへつ)て鄙下(ひなさが)る蚊帳(かや)を凌(しの)ぎ、青簾(あをすだれ)の裡(なか)なる黒猫(くろねこ)も、兒女(じぢよ)が掌中(しやうちう)のものならず、髯(ひげ)に蚊柱(かばしら)を號令(がうれい)して、夕立(ゆふだち)の雲(くも)を呼(よ)ばむとす。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
住みあきし我家(わがや)ながらも青簾(あをすだれ)
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
買(か)はん哉(かな)、甘(あま)い/\甘酒(あまざけ)の赤行燈(あかあんどう)、辻(つじ)に消(き)ゆれば、誰(た)そ、青簾(あをすだれ)に氣勢(けはひ)あり。閨(ねや)の紅麻(こうま)艷(えん)にして、繪團扇(ゑうちは)の仲立(なかだち)に、蚊帳(かや)を厭(いと)ふ黒髮(くろかみ)と、峻嶺(しゆんれい)の白雪(しらゆき)と、人(ひと)の思(おもひ)は孰(いづれ)ぞや。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)