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『めくら草紙』
ふりがな文庫
『
めくら草紙
(
めくらぞうし
)
』
なんにも書くな。なんにも読むな。なんにも思うな。ただ、生きて在れ! 太古のすがた、そのままの蒼空。みんなも、この蒼空にだまされぬがいい。これほど人間に酷薄なすがたがないのだ。おまえは、私に一箇の銅貨をさえ与えたことがなかった。おれは死ぬると …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮」1936(昭和11)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
児
(
ちご
)
高
(
こう
)
渠
(
きょ
)
木槿
(
もくげ
)
掬
(
きく
)
薙
(
な
)
精緻
(
せいち
)
羞恥
(
しゅうち
)
臥
(
ふ
)
葵
(
あおい
)
蒼空
(
あおぞら
)
蓮
(
はす
)
盥
(
たらい
)
薊
(
あざみ
)
風邪
(
かぜ
)
鈴蘭
(
すずらん
)
薫物
(
たきもの
)
鋏
(
はさみ
)
袖
(
そで
)
覗
(
のぞ
)
蹉跌
(
さてつ
)
輾転
(
てんてん
)
這
(
は
)
酷薄
(
こくはく
)
怜悧
(
れいり
)
下駄
(
げた
)
厳粛
(
げんしゅく
)
叱咤
(
しった
)
呟
(
つぶや
)
唐鏡
(
からのかがみ
)
嘗
(
な
)
嘲
(
あざけ
)
器
(
うつわ
)
幌
(
ほろ
)
秤器
(
はかり
)
掴
(
つか
)
曰
(
いわ
)
殴
(
なぐ
)
湧
(
わ
)
漕
(
こ
)
狐
(
きつね
)
痩
(
や
)
万朶
(
ばんだ
)
眉間
(
みけん
)