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据膳
ふりがな文庫
“据膳”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すえぜん
75.0%
すゑぜん
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すえぜん
(逆引き)
「
其許
(
そこもと
)
は、武蔵の捕われが、遅れれば遅れるほど、安閑と、寺に泊って、
据膳
(
すえぜん
)
さげ膳で、お通さんを追い廻していられるから
関
(
かま
)
うまいが……」
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さりとて気ざな咳払ひして
据膳
(
すえぜん
)
ならでは喰ひやせぬといふほどの
自惚
(
うぬぼれ
)
もなければ、まづ小当りに当つて出来やすきを取る。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
据膳(すえぜん)の例文をもっと
(6作品)
見る
すゑぜん
(逆引き)
「お疲れでしたでせう。相済みませんでした。」夫婦から
一寸
(
ちよつと
)
離れた
据膳
(
すゑぜん
)
で
箸
(
はし
)
をとつたAさんが、
眉
(
まゆ
)
を寄せて見せた。
姉弟と新聞配達
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
内
(
うち
)
にのら/\として
居
(
を
)
れば、
兩親
(
りやうしん
)
は
固
(
もと
)
より、
如何
(
いか
)
に
人
(
ひと
)
が
好
(
い
)
いわ、と
云
(
い
)
つて
兄
(
あに
)
じや
人
(
ひと
)
の
手前
(
てまへ
)
、
据膳
(
すゑぜん
)
を
突出
(
つきだ
)
して、
小楊枝
(
こやうじ
)
で
奧齒
(
おくば
)
の
加穀飯
(
かてめし
)
をせゝつては
居
(
を
)
られぬ
處
(
ところ
)
から、
色
(
いろ
)
ツぽく
胸
(
むね
)
を
壓
(
おさ
)
へて
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
据膳(すゑぜん)の例文をもっと
(2作品)
見る
据
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
膳
常用漢字
中学
部首:⾁
16画
“据”で始まる語句
据
据物斬
据風呂
据付
据眼
据置
据物
据腰
据附
据直
“据膳”のふりがなが多い著者
犬養健
中里介山
泉鏡太郎
吉川英治
永井荷風
山本周五郎
泉鏡花