“すえぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
据膳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だって旦那、据膳すえぜんを食べたからといって、盗み食いとは言えますまい、ねえ、先様御持参の御馳走を
叡山えいざんあたりでは、中間僧ちゅうげんそうや、堂衆どうしゅうをこきつかって、据膳すえぜん下げ膳で朝夕ちょうせきすんでいるか知らんが、当寺の学生寮がくしょうりょうでは、そんな惰弱な生活はゆるさん。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこらへ一番持ちかけて行ってみたらどんなものだろう——イヤなおばさんのこってりした据膳すえぜんを、がんりきの奴がどうあしらうか、これは浅公なんぞよりはたしかに役者が上だから
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)