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鬼神
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きしん
ふりがな文庫
“
鬼神
(
きしん
)” の例文
己れ炊事を
親
(
みずか
)
らするの覚悟なくば
彼
(
か
)
の豪壮なる壮士の
輩
(
はい
)
のいかで
賤業
(
せんぎょう
)
を
諾
(
うべな
)
わん、私利私欲を
棄
(
す
)
ててこそ、
鬼神
(
きしん
)
をも服従せしむべきなりけれ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
季路、
鬼神
(
きしん
)
に
事
(
つか
)
えんことを問う。子曰く、未だ人に事うる
能
(
あた
)
わず、
焉
(
いずく
)
んぞ
能
(
よ
)
く
鬼
(
き
)
に
事
(
つか
)
えん。曰く、敢えて死を問う。曰く、未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
帝都の暗黒界からは
鬼神
(
きしん
)
のように恐れられている警視庁の大江山捜査課長は、その朝ひさかたぶりの
快
(
こころよ
)
い
目覚
(
めざ
)
めを
迎
(
むか
)
えた。それは
昨夜
(
ゆうべ
)
の静かな雨のせいだった。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
傳
(
つた
)
ふる
處
(
ところ
)
の
怪異
(
くわいい
)
の
書
(
しよ
)
、
多
(
おほ
)
くは
徳育
(
とくいく
)
のために、
訓戒
(
くんかい
)
のために、
寓意
(
ぐうい
)
を
談
(
だん
)
じて、
勸懲
(
くわんちやう
)
の
資
(
し
)
となすに
過
(
す
)
ぎず。
蓋
(
けだ
)
し
教
(
をしへ
)
のために、
彼
(
か
)
の
鬼神
(
きしん
)
を
煩
(
わづ
)
らはすもの
也
(
なり
)
。
人意
(
じんい
)
焉
(
いづくん
)
ぞ
鬼神
(
きしん
)
の
好惡
(
かうを
)
を
察
(
さつ
)
し
得
(
え
)
むや。
怪談会 序
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“鬼神”の意味
《名詞》
鬼神(きじん、きしん)
人の耳目では見たり聞いたりすることができない超人的な能力を有するもの。
恐ろしい鬼。化け物。
(出典:Wiktionary)
“鬼神”の解説
鬼神(きじん、きしん、おにがみ)は、「きじん」または「きしん」と音読みした場合の第一義としては天地万物の霊魂あるいは神々を意味し、「おにがみ」と訓読みした場合は目に見えない精霊または荒々しく恐ろしい神を意味する。
(出典:Wikipedia)
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
“鬼神”で始まる語句
鬼神学
鬼神論
鬼神不測
鬼神仮面
鬼神変化
鬼神妖怪
鬼神新論
鬼神竜蛇
鬼神羅刹
鬼神集説