こう)” の例文
みぎうち説明せつめいりやくしてもよいものがある。しかしながら、一應いさおうはざつとした註釋ちゆうしやくはへることにする。以下いかこううてすゝんでく。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
家康は二女の徳姫を、氏直へる約束にも承諾した。和と婚と分領ぶんりょうと、三こう一約のもとに、相互、十二月中に軍を退くことになっていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし「いき」の表現としての竹材の使用は、主として木材との二元的対立に意味をもっている。なお竹のほかには杉皮も二元的対立の一方のこうを成すものとして「いき」な建築が好んで用いる。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
武江遊観志略ゆうかんしりゃくを見ると、その三月事宜じぎこうに——。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
このこと最後さいごこうおい再説さいせつすることだからこゝには説明せつめいりやくするが、とにかく餘震よしんおそれるにりない。たゞおそるべきは最初さいしよ大地震だいぢしん主要動しゆようどうである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
それが誰々とも旗差物でもよくわからないが「……ここに御手分おんてわけありて」としるす梅松論の一こうには
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
以上、桐蔭軒無言録の問答記事はここで終っており、こうをべつにして、次にはつづいて行われた仁山大居士琵琶法要のもようと、観世清次の手向たむのうがあったこととが記されている。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうを分けて、しばしその由来ばなしへ舞台を移すことにしよう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
地捷星 花こう 龔旺きょうおう
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)