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面附
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つらつき
ふりがな文庫
“
面附
(
つらつき
)” の例文
面附
(
つらつき
)
こそは
誰
(
た
)
れよりも
見
(
み
)
よけれ、
脛附
(
すねつき
)
が十
人並
(
にんなみ
)
以上
(
いじゃう
)
ぢゃ、それから
手
(
て
)
や
足
(
あし
)
や
胴
(
どう
)
やは
彼
(
か
)
れ
此
(
こ
)
れ
言
(
い
)
ふが
程
(
ほど
)
も
無
(
な
)
いが、
外
(
ほか
)
には、ま、
類
(
るゐ
)
が
無
(
な
)
い。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
ツァウォツキイはこう云って、身を反らして、傲慢な
面附
(
つらつき
)
をして役人の方を見た。胸に挿してある小刀と同じように目が光った。
破落戸の昇天
(新字新仮名)
/
フェレンツ・モルナール
(著)
と仕打は
呆気
(
あつけ
)
に取られたやうに言つた。そして精々大石の友達ででもあるらしく、真面目に苦り切つた顔をしたが、幾らか
面附
(
つらつき
)
が歪んで見えた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「空気が違うから気に食わんのだ、イヤに一癖ありそうな
冬籠
(
ふゆごも
)
りの奴等ではある、妙に身を落してはいるが、イヤに学者
面
(
づら
)
が鼻の先にブラ下がって、われわれを見下げるような
面附
(
つらつき
)
が気に食わん」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その手錠から、巡査の
面附
(
つらつき
)
から、署長の小鼻から、まるで汚い物づくめなやうに顔を
顰
(
しか
)
めながら。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
マーキュ
鮞
(
はららご
)
を
拔
(
ぬ
)
かれた
鯡
(
にしん
)
の
干物
(
ひもの
)
といふ
面附
(
つらつき
)
ぢゃ。おゝ、にしは、にしは、てもまア
憫然
(
あさま
)
しい
魚類
(
ぎょるゐ
)
とはなられたな! こりゃ
最早
(
もう
)
ペトラークが
得意
(
とくい
)
の
戀歌
(
こひか
)
をお
手
(
て
)
の
物
(
もの
)
ともござらう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
どんな職業者にも、弟子好きと、弟子嫌ひとはあるもので、徳富蘆花氏などは、大の弟子嫌ひで、
偶
(
たま
)
に田舎出の青年などが、弟子入を頼むと、大きな色眼鏡越しに相手の
面附
(
つらつき
)
をじろりと見て
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“面”で始まる語句
面
面白
面影
面目
面持
面喰
面倒
面色
面長
面当