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電柱
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でんちゅう
ふりがな文庫
“
電柱
(
でんちゅう
)” の例文
清吉
(
せいきち
)
は、じっさいについて、これを
知
(
し
)
ろうと、すこしはなれた
電柱
(
でんちゅう
)
のところに
立
(
た
)
って、
往来
(
おうらい
)
の
人々
(
ひとびと
)
のようすを
見守
(
みまも
)
ったのでありました。
考えこじき
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
レールを七つ組み合わせるとまるくなってそれに
電柱
(
でんちゅう
)
や
信号標
(
しんごうひょう
)
もついていて
信号標
(
しんごうひょう
)
のあかりは汽車が通るときだけ青くなるようになっていたんだ。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それを聞くと、往来にすわっていた乞食が、ムクムクとおきあがり、ソッとあたりを見まわしてから、石門のところへしのびよって、
電柱
(
でんちゅう
)
のかげから中のようすをうかがいはじめました。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
電柱
(
でんちゅう
)
に、「
骨
(
ほね
)
つぎもみ
療治
(
りょうじ
)
」と
看板
(
かんばん
)
のかかっているところから、
路次
(
ろじ
)
へ
曲
(
ま
)
がると、
突
(
つ
)
き
当
(
あ
)
たりに
表側
(
おもてがわ
)
を
西洋造
(
せいようづく
)
りにした
医院
(
いいん
)
があります。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
シグナルは、今日は
巡査
(
じゅんさ
)
のようにしゃんと立っていましたが、風が強くて太っちょの
電柱
(
でんちゅう
)
に聞こえないのをいいことにして、シグナレスに話しかけました。
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
深
(
ふか
)
い
椈
(
ママ
)
の森や、風や
影
(
かげ
)
、
肉之
(
ママ
)
草や、
不思議
(
ふしぎ
)
な
都会
(
とかい
)
、ベーリング市まで
続
(
つづ
)
く
電柱
(
でんちゅう
)
の
列
(
れつ
)
、それはまことにあやしくも楽しい国土である。この童話集の一列は実に作者の心象スケッチの
一部
(
いちぶ
)
である。
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“電柱”の意味
《名詞》
電柱(でんちゅう)
電線・ケーブルを伝わし、分岐させ、変圧器を付けるための柱。電話線を伝わす電信柱(でんしんばしら)としばしば混用される。電力柱とも言う。
(出典:Wiktionary)
電
常用漢字
小2
部首:⾬
13画
柱
常用漢字
小3
部首:⽊
9画
“電”で始まる語句
電燈
電車
電光
電
電鈴
電線
電信柱
電報
電気
電灯