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雲行
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くもゆき
ふりがな文庫
“
雲行
(
くもゆき
)” の例文
何
(
なに
)
を
祕
(
かく
)
さう、
唯今
(
たゞいま
)
の
雲行
(
くもゆき
)
に、
雷鳴
(
らいめい
)
をともなひはしなからうかと、
氣遣
(
きづか
)
つた
處
(
ところ
)
だから、
土地
(
とち
)
ツ
子
(
こ
)
の
天氣豫報
(
てんきよはう
)
の、
風
(
かぜ
)
、
晴
(
はれ
)
、に
感謝
(
かんしや
)
の
意
(
い
)
を
表
(
へう
)
したのであつた。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
さあ、何ともいえないが、とにかく穏かならぬ
雲行
(
くもゆき
)
だ。それにこれからは、昔の戦争のように、
前以
(
まえもっ
)
て
戦
(
いくさ
)
を始めますぞという宣戦布告なんかありゃしないよ。
空襲警報
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
大石鶴松は、くすぐったそうな顔つきで、夫婦間の
雲行
(
くもゆき
)
を偵察するように、金五郎とマンの顔を見くらべた。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
言捨
(
いひす
)
てて忙しげに走り行く。瀧口、あツとばかりに呆れて、さそくの考も出でず、鬼の如き兩眼より涙をはら/\と流し、恨めしげに
伏見
(
ふしみ
)
の方を打ち見やれば、明けゆく空に
雲行
(
くもゆき
)
のみ早し。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
頬杖
(
ほおづえ
)
ついて、廂越しに、暫く
雲行
(
くもゆき
)
でも観測しているように、呟いた。
夏虫行燈
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「時に吉田氏、その後の
雲行
(
くもゆき
)
は、いよいよ穏かでないぞ」
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
水の田に
薄氷
(
うすひ
)
ただよふ春さきはひえびえとよし映る
雲行
(
くもゆき
)
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雲行
(
くもゆき
)
は、はじめっから険悪だったが、応接室へ入ると同時にいっそう険悪さを加えた。
四次元漂流
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
水の田に
薄氷
(
うすひ
)
ただよふ春さきはひえびえとよし映る
雲行
(
くもゆき
)
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“雲”で始まる語句
雲
雲雀
雲母
雲霞
雲泥
雲間
雲水
雲霧
雲井
雲切