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険路
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けんろ
ふりがな文庫
“
険路
(
けんろ
)” の例文
旧字:
險路
仰
(
おお
)
せながら、ひとたび軍旅を遠くはせて、
木
(
き
)
ノ
芽
(
め
)
峠
(
とうげ
)
や
賤
(
しず
)
ヶ
岳
(
たけ
)
の
険路
(
けんろ
)
を、
吹雪
(
ふぶき
)
にとじこめられるときは、それこそ
腹背
(
ふくはい
)
の
難儀
(
なんぎ
)
、軍馬はこごえ、
兵糧
(
ひょうろう
)
はつづかず
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
或
(
あ
)
る
年
(
とし
)
の
冬
(
ふゆ
)
は
雪沓
(
ゆきぐつ
)
を
穿
(
は
)
いて、
吉備国
(
きびのくに
)
から
出雲国
(
いずものくに
)
への、
国境
(
くにざかい
)
の
険路
(
けんろ
)
を
踏
(
ふ
)
み
越
(
こ
)
える。
又
(
また
)
或
(
あ
)
る
年
(
とし
)
の
夏
(
なつ
)
には
焼
(
や
)
くような
日光
(
ひ
)
を
浴
(
あ
)
びつつ
阿蘇山
(
あそざん
)
の
奥深
(
おくふか
)
くくぐり
入
(
い
)
りて
賊
(
ぞく
)
の
巣窟
(
そうくつ
)
をさぐる。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
険
常用漢字
小5
部首:⾩
11画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“険”で始まる語句
険
険呑
険悪
険阻
険難
険岨
険峻
険相
険隘
険崖