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陳
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ふる
ふりがな文庫
“
陳
(
ふる
)” の例文
マーキュ はて、
兎
(
うさぎ
)
ではない、
兎
(
うさぎ
)
にしても
脂肪
(
あぶら
)
の
滿
(
の
)
った
奴
(
やつ
)
ではなうて、
節肉祭式
(
レントしき
)
の
肉饅頭
(
にくまんぢう
)
、
食
(
く
)
はぬうちから、
陳
(
ふる
)
びて、
萎
(
しな
)
びて……
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
なぜ、いつまで、
陳
(
ふる
)
い、狹い、文學青年的な考へから離れて、衆の文學へ、あの人達は、努力する氣になれないのか。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
人々はやや
陳
(
ふる
)
い鰹や鰤や雞肉牛肉を嫌がらないで、実は自己等の嫌がらぬ度合のやや古い魚鳥獣肉を新鮮と名づけて居るのである。煙草を厭わぬ動物は少い。
貧富幸不幸
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
事実、自分の日常生活を支配しているものは、やっぱり
陳
(
ふる
)
い陳い普通道徳にほかならない。自分の過去現在の行為を振りかえって見ると、一歩もその外に出てはいない。
序に代えて人生観上の自然主義を論ず
(新字新仮名)
/
島村抱月
(著)
斯
(
か
)
くまでに私が漢学を敵にしたのは、今の開国の時節に、
陳
(
ふる
)
く腐れた漢説が後進少年生の脳中に
蟠
(
わだか
)
まっては、
迚
(
とて
)
も西洋の文明は国に入ることが出来ないと
飽
(
あ
)
くまでも信じて疑わず
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
「君は出來ないのさ。僕が
陳
(
ふる
)
ければ君だつて陳いんだから。」
木乃伊の口紅
(旧字旧仮名)
/
田村俊子
(著)
聞き
陳
(
ふる
)
した。○昔の小歌だ。○
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
「
無慙
(
むざん
)
にも色の褪せた
陳
(
ふる
)
いのと、今かいている新しいのと較べて見たい。もとたいへんむずかしいと思ったことが今でははっきりと分って来た。今まで思いも寄らなかった
悟
(
さとり
)
がやって来た。実際今までは仕様のないぼんくらだったわい。」
チチアンの死
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
陳
(
ふる
)
い習慣の抜殻かも知れないが、普通道徳を盲目的に追うている間は、時としてこれに似たような感じの伴うこともあった。あの情味が新開眼の自己道徳には伴わない。
序に代えて人生観上の自然主義を論ず
(新字新仮名)
/
島村抱月
(著)
ベンヺ あのやうな
冗繁
(
あくど
)
いことは
最早
(
もう
)
流行
(
はや
)
らぬ。
肩飾
(
かたかけ
)
で
目飾
(
めかくし
)
をしたキューピッドに
彩色
(
さいしき
)
した
韃靼形
(
だったんがた
)
の
小弓
(
こゆみ
)
を
持
(
も
)
たせて、
案山子
(
かゞし
)
のやうに、
娘達
(
むすめたち
)
を
追𢌞
(
おひまは
)
さするのは
最早
(
もう
)
陳
(
ふる
)
い。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
陳
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“陳”を含む語句
陳謝
陳列場
陳腐
陳列
陳弁
陳套
陳述
陳立
新陳代謝
陳勝呉廣
陳情
陳辯
陳套語
陳勝呉広
陳者
陳列棚
開陳
陳皮
具陳
陳武
...