酸味さんみ)” の例文
甘酒あまざけ時間じかんみじかいのとかうぢすくないのとであつつくむのがれいである。それだからたちまちにあまるけれどもまたたちまちに酸味さんみびてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「おお、いやだ」とまゆをあつめる。えんなる人の眉をあつめたるは愛嬌あいきょうをかけたようなものである。甘き恋にい過ぎたる男は折々のこの酸味さんみに舌を打つ。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
みなその茎葉けいよう酸味さんみを含んでいるが、それは蓚酸しゅうさんである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
梅酸ばいさん酸味さんみ
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)