“酸鼻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんび94.7%
さんぴ2.6%
はなすゝ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実にこれ酸鼻さんびの極み、一九八五年に、初めてブウロオニュの森林公園ボアを散歩したパアナアルの石油自動車ヴォアチュレットもかくやと思うばかり。
突然、召状めしじょうがあって、範宴は叡山えいざんを下り、御所へ行くあいだの辻々で、そういう酸鼻さんぴなものを、いくつも目撃した。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今度は老女おばさんのお好きな歌を弾きませう」と、梅子が譜本繰り返へすを、老女はジツと見やりて思はず酸鼻はなすゝりぬ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)