酸鼻はなすゝ)” の例文
「今度は老女おばさんのお好きな歌を弾きませう」と、梅子が譜本繰り返へすを、老女はジツと見やりて思はず酸鼻はなすゝりぬ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)