“酸乳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんにゅう50.0%
すぢち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのクリームを取除とりのけてしまってその中へ酸乳さんにゅうを入れてふたをして一日も寝かして(温かに保つの意)置くとショー(酸乳)即ち固まった豆腐とうふのようなものになってしまう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
もっとも動物性の食物はただバタばかりでありますが、蕎麦そばのできる時分にはその新芽を酸乳さんにゅうでまぶしたちょうど白和しらあえのようなご馳走もありますので身体からだ至極しごく健全でありました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その人のことを書いた本の中に、細君が酸乳すぢちというものをこしらえて、著作でつかれた夫に飲ませたというところが有った。それを言出した。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)