遊興いうきよう)” の例文
分取わけとりに致し靱負ゆきへは日々遊興いうきようつかひ候により所司代は不審ふしんにおもはれしにや日野家へ御訊尋たづねの儀有之に付我々兩人差出べきむね掛合かけあひ御座候間右の大金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
されば暖国だんこくの人のごとく初雪を吟詠ぎんえい遊興いうきようのたのしみはゆめにもしらず、今年ことしも又此雪中ゆきのなかる事かと雪をかなしむ辺郷へんきやう寒国かんこくうまれたる不幸といふべし。
はな遊興いうきようは日頃に十ばい仕たりける是に依て神主かんぬし共五百餘人集會あつまりさかきの枝に四手を切かけて種々と義長の惡逆あくぎやくを申立て彼を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かけ邪舌じやぜつを以て罪科をおはせんとたくみ右の金子は殘らず酒喰しゆしよく遊興いうきよう遣捨つかひすてだん重々ぢう/\不屆至極ふとゞきしごくに付町中引廻ひきまはしの上獄門
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)