追付おつつ)” の例文
かない⁉ それはつよい! けれどいまあぶないからいけません、追付おつつ成長おほきくなつたら、大佐たいさ叔父おぢさんもよろこんでれてつてくださるでせう。
社会上、思想上において英吉利が従来これまで伝統トラヂシヨンを維持してくにはエレン・ケイの所謂いはゆる、男二人女二人ではとて追付おつつくまい。
『もう追付おつつけ帰つて参じやせう』を言はれて、折角せつかく来たものを、かくも其では御邪魔して、暫時しばらく休ませて頂かう、といふことに極め、やがて叔母に導かれ乍ら、草葺くさぶきの軒をくゞつて入つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
お前は今から學問したつて追付おつつかんから、農業か何か實業をやつて見い。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
もうわめいても泣いても追付おつつきはしない。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)