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蹴殺
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けころ
ふりがな文庫
“
蹴殺
(
けころ
)” の例文
蹴殺
(
けころ
)
し給ふべしと
呪咀
(
しゆそ
)
しけるに七日目の
明方
(
あけがた
)
十歳ばかりの
童子
(
わらべ
)
に
神
(
かみ
)
乘遷
(
のりうつ
)
り給ひ
聲
(
こゑ
)
荒
(
あら
)
らげ我が
本覺
(
ほんがく
)
眞如
(
しんによ
)
の都を出で
和光
(
わくわう
)
同塵
(
どうぢん
)
の
跡
(
あと
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「何を、ふざけたことを
吐
(
ぬ
)
かしゃアがる、
惚
(
ほ
)
れたの
腫
(
は
)
れたのと、そ、そんな——聞きたくもねえや。やい、どけッ!
退
(
ど
)
かなきゃ
蹴殺
(
けころ
)
すぞッ!」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
こうなっては凡夫も同じではないか? あの
実方
(
さねかた
)
の中将は、この神の前を通られる時、
下馬
(
げば
)
も
拝
(
はい
)
もされなかったばかりに、とうとう
蹴殺
(
けころ
)
されておしまいなすった。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
こう謂えばな、親を
蹴殺
(
けころ
)
した罪人でも、一応は言訳をすることが出来るものをと、お前は無念に思うであろうが、法廷で論ずる罪は、囚徒が責任を負ってるのだ。
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蹴殺
(
けころ
)
されてもいいという覚悟でいさめたら、こんなことにはならなかったとは思わないか。
枡落し
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
盗み出し、根津の清水の花壇に埋め、
剰
(
あまつさ
)
え萩原様を
蹴殺
(
けころ
)
して
体
(
てい
)
よく跡を
取繕
(
とりつくろ
)
い
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そこで、一時は被害者は馬に
蹴殺
(
けころ
)
されたのではないかと疑われたが、段々検べて行くと、結局、犯人が足跡を隠す為に、自分の靴の裏に蹄鉄を打ちつけて歩いたことが分った。という話である。
何者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
さあ、帰れ、帰れ、帰れ!
汚
(
けがら
)
わしい。帰らんか。この座敷は己の座敷だ。己の座敷から追出すんだ。帰らんか、野郎、帰れと云うに、そこを
起
(
た
)
たんと
蹴殺
(
けころ
)
すぞ!
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蹴
常用漢字
中学
部首:⾜
19画
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
“蹴”で始まる語句
蹴
蹴出
蹴飛
蹴落
蹴上
蹴鞠
蹴散
蹴込
蹴立
蹴倒