トップ
>
趣
>
しゅ
ふりがな文庫
“
趣
(
しゅ
)” の例文
智恵があって、生死の出で難いことを知り、道心があって慈尊に会わんことを願うのは、殊勝のことのようであるが、よしなき畜生の
趣
(
しゅ
)
を感ずることは浅ましいことである。
法然行伝
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
『倶舎論』に曰く、「
死有
(
しう
)
ののち、
生有
(
しょうう
)
の
前
(
さき
)
にありて、二者の
中間
(
ちゅうげん
)
に、
五蘊
(
ごうん
)
の起こるあり。
生処
(
しょうしょ
)
に至らんがためのゆえに、この
身
(
しん
)
を起こす。二
趣
(
しゅ
)
の中間なるがゆえに、
中有
(
ちゅうう
)
と名づく」
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
幻詭猥雑
(
げんきわいざつ
)
の談に、
干戈
(
かんか
)
弓馬の事を
挿
(
はさ
)
み、
慷慨
(
こうがい
)
節義の
譚
(
だん
)
に、
神仙縹緲
(
しんせんひょうびょう
)
の
趣
(
しゅ
)
を
交
(
まじ
)
ゆ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
四百
万億
(
まんおく
)
阿僧祇
(
あそうぎ
)
の
世界
(
せかい
)
なる六
趣
(
しゅ
)
四
生
(
しょう
)
の
衆生
(
しゅうじょう
)
、
有形
(
うぎょう
)
のもの、
無形
(
むぎょう
)
のもの——
有形無形
(
うぎょうむぎょう
)
のうち、
慾界色界
(
よくかいしきかい
)
の
有情
(
うじょう
)
は
有形
(
うぎょう
)
にして、
無慾無色界
(
むよくむしきかい
)
の
有情
(
うじょう
)
は
無形
(
むぎょう
)
なり……なンかと大分むずかしい文句だが
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
趣
常用漢字
中学
部首:⾛
15画
“趣”を含む語句
趣向
趣味
意趣
意趣返
風趣
異国趣味
旨趣
此趣
趣意
興趣
情趣
画趣
野趣
帰趣
趣旨
御意趣
意趣遺恨
五趣生死
御趣意
浪漫趣味
...