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走獣
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そうじゅう
ふりがな文庫
“
走獣
(
そうじゅう
)” の例文
旧字:
走獸
元より
怪鳥
(
けちょう
)
走獣
(
そうじゅう
)
の声ばかりな深山なので、そこに住む遊女といってはみな年老いたのが多く、旅人たちはそれを「
山姥
(
やまうば
)
」などと
称
(
よ
)
んでいた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
銃猟
(
じゅうりょう
)
道楽は天下に多し。
走獣
(
そうじゅう
)
飛禽
(
ひきん
)
を
捕獲
(
ほかく
)
するの術は日に新しきを加うれどもその
獲物
(
えもの
)
の料理法を
頓着
(
とんじゃく
)
するものは
甚
(
はなは
)
だ
稀
(
まれ
)
なり。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
故に下等士族は、その下等中の
黜陟
(
ちゅっちょく
)
に心を関して昇進を
求
(
もとむ
)
れども、上等に入るの念は、もとよりこれを断絶して、その
趣
(
おもむき
)
は
走獣
(
そうじゅう
)
あえて
飛鳥
(
ひちょう
)
の便利を
企望
(
きぼう
)
せざる者のごとし。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
一同は火薬を
倹約
(
けんやく
)
するために、山田先生の
遺物
(
いぶつ
)
たる飛び
弾
(
だま
)
を、おもに用うることにした、飛び弾というのは、一すじの
縄
(
なわ
)
に二つの石をしばりつけ、これを
走獣
(
そうじゅう
)
に投げつけて
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
拝見の
博士
(
はかせ
)
の手前——
二
(
に
)
の
矢
(
や
)
まで
射損
(
いそん
)
じて、殿、
怫然
(
ふつぜん
)
とした
処
(
ところ
)
を、(やあ、
飛鳥
(
ひちょう
)
、
走獣
(
そうじゅう
)
こそ遊ばされい。
恁
(
かか
)
る
死的
(
しにまと
)
、殿には弓矢の
御恥辱
(
おんちじょく
)
。)と呼ばはつて、ばら/\と、散る
返咲
(
かえりざき
)
の桜とともに
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“走獣”の意味
《名詞》
走獣(そうじゅう)
走り回る獣。獣類。
(出典:Wiktionary)
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
獣
常用漢字
中学
部首:⽝
16画
“走”で始まる語句
走
走馬燈
走狗
走水
走書
走井
走馬灯
走者
走行
走使